ホテルニューアワジ（木下学社長、兵庫県洲本市）は8月20日（日）、滋賀県彦根市に「蒼の湖邸 ＢＩＷＡＦＲＯＮＴ ＨＩＫＯＮＥ（ビワフロント彦根）」を開業する。

　1981年に彦根プリンスホテルとして開業後、2008年に彦根ビューホテルに名称を変え、21年に閉館した施設を取得し、全面的なリニューアルを実施した。グループ17館目のホテルとなる。

　琵琶湖畔に広がる約4万平方㍍の敷地を有し、湖や対岸の比良山系を望む絶好のロケーションを誇る。ホテル本館棟や温泉浴場棟、レストラン棟、グランピングエリア、テニスコート、3×3バスケット＆フットサルコート、キッズパークなどが点在する。

　10階建てのホテル本館棟には80室の客室があったが1部屋あたりの広さを拡張し、38室にする。2―9階に6つの客室タイプがあり、うち16室は自家源泉の温泉を引く露天風呂付客室だ。

　チェックイン・アウトを行うレセプションは最上階10階展望フロアに設置した。大きな窓には琵琶湖の雄大な景色が広がり、ホテルステイの幕開けをドラマチックに演出する。同フロアにはフリードリンクブースや琵琶湖に関する書籍などが揃うライブラリー、地元名産品を扱うセレクトショップもある。

　温泉浴場棟では地下約1500㍍から湧き出る天然温泉「びわ湖松原温泉」が楽しめる。露天風呂やジェットバスを備えた内湯、セルフロウリュに対応したホットサウナ、水風呂などが揃う。

　食事はレストラン棟のダイニング「旬房 淡悦」で近江牛や琵琶湖の湖魚をはじめ、日本海から届く海の幸などを多彩な調理法で提供する。夜は和食を中心に洋のテイストを取り込んだ和洋コース、朝は和洋のブッフェとなる。

　グランピングエリアにはヴィラ12室を備える。うち6室は自家源泉の温泉露天風呂付き。さらにそのうち1室にはサウナも付く。

　各室には広々としたデッキテラスが付き、琵琶湖の景色を眺めながらグランピングが楽しめる。12室のうち9室は愛犬と一緒に泊まれるドッグフレンドリールーム。エリア内にはドッグランも整備する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　温泉露天風呂付和洋室

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　10階展望フロア

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　湖を望む温泉大浴場の露天風呂

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヴィラ棟の客室（イメージ）