山形県の蔵王カンパニーは22年12月16日(金)、蔵王温泉で運営する2施設のレストランなどを改修し、リニューアルオープンさせた。
「蔵王四季のホテル」はレストラン「山の詩」と客室を新装した。レストランには新たにビュッフェテーブルを導入。朝食バイキング時の料理提供を、より円滑に行えるよう改善した。内装は従来のポップ調から山々の緑をイメージしたものへと一新。ドアなどを重厚な造りにすることで高級感を演出している。
客室は2階の家族向け和室5室を、ワーキングスペースも併設した「ジュニアスイート」5室にリノベーションした。室内は琉球畳の床にシモンズ社製セミダブルベッド2台とデイベッド1台、マッサージチェアなどを配した。3人利用でもゆったり過ごせる造りだ。冬は大きな窓から、湖側の雪原が一望できる。
「蔵王国際ホテル」は、宴会場「紅の花」を半個室の食事処へとリニューアルした。あたたかみのある落ち着いた空間で、4人席を中心に、2人や6人で利用できる席を用意している。
蔵王温泉街では、観光庁の支援事業や山形市の景観まちづくりの保全・創出に向けた取り組みを活用したリニューアルが相次いでいる。地域一体となり、温泉街を盛り上げていきたい考えだ。