鶴雅ホールディングス(大西雅之社長、北海道釧路市)は4月28日(金)、同グループ14施設目となる「洞爺湖 鶴雅リゾート洸の謌(ひかりのうた)」を、北海道・壮瞥(そうべつ)温泉に開業した。「北国ならではのライフスタイル」をテーマに、アドベンチャーツーリズムの拠点として、多彩な体験メニューを提供する。
敷地面積は約5万6千平方㍍、延べ床面積は約9千平方㍍で、北海道電力の旧保養所を取得・改装した西館(3階建て)と、新築した東館(4階建て)からなる。
全48室で、ほぼすべての部屋から洞爺湖が一望できる。33室に温泉露天風呂を備えるほか、愛犬と宿泊できる部屋も7室ある。アスレチック調の遊び空間があるファミリールームや、壁にアイヌ文様を施し、洞爺湖をかたどったカーペットを敷いた客室(=写真)、北海道に関連する書籍を集めた部屋など、コンセプトルームも多彩だ。
「地域を料理に表現する」をコンセプトとしたレストランでは、フレンチコースや和食会席、鉄板焼が楽しめる。大浴場には露天風呂やオートロウリュ式のサウナもある。館内の鶴雅アドベンチャーベース「SIRI(シリ)」では、洞爺湖の多彩なアクティビティメニューをはじめ、美しい草木と樹木が広がる庭園を楽しむプログラムも提供する。このほか、洞爺湖をイメージした水のラウンジや、火山を題材とした火のラウンジ、洞爺湖や羊蹄山を一望するフォトジェニクな丘「洞爺テラス」なども。
自然環境への配慮を最重要課題に掲げる同館は、快適な空間を保ちながら省エネに取り組むことで、建物で必要なエネルギーを50%以上削減する「ZEB Ready(ゼブレディ)」を達成している。