鳥取県米子市・皆生温泉の皆生つるや(宇田川英二社長)の貸切風呂が好評だ。
貸切風呂は、南館1階にあったクラブなどのスペースをリニューアルし昨年3月に新設した。天然温泉かけ流しで、プライベート空間でゆっくりと湯浴みが楽しめる。
「更紗の湯」と「和みの湯」の2つがあり、 どちらも大人2人がゆっくりと入れる湯船を備える。デッキチェアを配したミニテラスや洗い場スペース、広々とした脱衣場もあり、快適な空間になっている。「更紗の湯」の内装は、黒い色調の深みのある石の素材を使い、高級感とともにきめ細やかな織物を連想させる雰囲気だ。「和みの湯」は落ち着いた色合いの石の素材を配し、上品な和の趣が漂う空間になっている。
スロープを備えたエントランスから脱衣場、湯船まではバリアフリーになっており、誰もが利用しやすいユニバーサルデザインを施した。
料金は60分5,000円(税込)、90分7,500円(同)。営業時間は午前6時から9時と、正午から午後11時。貸切風呂が利用できる宿泊プランを設定している。日帰り客も利用可能だ。
貸切風呂は、中庭「つくよみの庭」や湯上り処、売店などに面しており、今後、中庭を使った音楽などのイベント開催や湯上り処のドリンク充実など、1階パブリックスペースの賑わい創出をはかっていく。