露天風呂付和洋室「スイート」
兵庫県新温泉町の湯村温泉の朝野家(朝野泰昌社長)は4月25日、露天風呂付和洋室など5室からなる「NEW Asanoya STYLE 湯籠里(ゆこもり)」をオープンした。
館内6階に露天風呂付和洋室3室、2階に露天風呂付和洋室1室と露天風呂付洋室1室を新設した。6階は同フロアの一画にあった10畳和室7室を取り壊し、1室あたり90―95平方㍍の露天風呂付和洋室「スイート」3室に一新した。2階はエステルームを廃止し、露天風呂付和洋室「エグゼクティブ」(70平方㍍)1室と、露天風呂付洋室「デラックス」(45平方㍍)1室を作った。
スイートとエグゼクティブは、リビング&ベッドルーム、ダイニングルーム、和室、温泉室内風呂、温泉露天風呂で構成する。デラックスもほぼ同じ構成だが、和室がない。各室の定員はスイートが5人、エグゼクティブとデラックス2人。
目玉はダイニングルーム。5室とも客室と隣接する形で、専用ダイニングルームがあり、夕食・朝食とも完全なプライベート空間で料理を味わうことができる。ダイニングルームは室内側と廊下側からの2つのアクセス動線を確保し、スタッフが室内側に入ることなく料理が提供できる。「部屋食希望だが料理の匂いを部屋に残したくない」「荷物を広げた部屋に入って欲しくない」などのお客のニーズを満たす。
各ダイニングルームにはそれぞれ、「組み木細工」や「竹細工」、「菊炭」、「苔庭」、「木水紋」のアート作品を展示し、和の雰囲気を高める。
ヒノキの温泉露天風呂は110㌢×140㌢で、大人2人がゆっくり入れる広さ。デッキにはリクライニングチェアを置き、のんびりと湯浴みが楽しめる。温泉内風呂にはオーバーヘッドシャワーを備える。
室内の備品もこだわる。リビング&ベッドルームには65㌅、ベッド上に50㌅、ダイニングルームに40㌅のスマートテレビ計3台を設置。ベッド上は寝ながらテレビが見られるように、天井部分に取り付けている。ベッドはテンピュールの電動リクライニングベッドを導入し、快適な眠りを提供する。
リビングスペースではスマートテーブルが目を引く。ブルートゥーススピーカーやワイヤレス充電、USBポート、冷蔵庫の機能を備えた昨今話題のテーブルだ。ソファは家具メーカー「森繁」の重厚感漂うものを配置する。
和室は輪島塗の座卓と脇息を置き、しっとり落ち着いた和の風情が漂う。
ネスプレッソコーヒーマシーンやダイソンのヘアケアドライヤーなども備える。
客室併設の専用ダイニングルーム