ぴんころ神社の外観
長野県駒ヶ根市の早太郎温泉「山野草の宿二人静」では2022年7月、健康長寿を願う「ぴんころ神社」を建立し、伊那谷の新たな立ち寄りスポットとして注目を集めている。敷地内にあったチャペルを改修し、入口前には神社の鳥居を設け、和洋折衷の不思議な建物にリニューアルした。
ぴんころ神社の「ぴんころ」とは「ぴんぴん」と健康で長生きし、最後は病気に苦しむことなく「ころり」と大往生しようという「ぴんぴんころり」を略したもの。健康長寿を象徴する亀をご神体としてお祀りし、患うことなくころりと大往生をとげることを祈願している。本殿には健康長寿を見守る道祖神が仁王立ちし、健脚祈願の大わらじも備える。
昔から伊那谷では、軒下にわらじを吊るし、健康・厄除けとしてお祀りする風習があった。大きなわらじはそれを履くものが、その場所を守っているとされ、驚き魔が去っていくと言われている。神社にある大わらじは参拝者が裸足で踏むと無病息災、健康健脚などのご利益があるとされている。
オリジナル授与品も用意され、御守りや御朱印のほか、神社の地下300㍍から湧出している百命水を使用し醸造した御神酒「延命酒」、健康長寿への願いが込められた地ビール「健康長寿にエール」などが限定販売されている。
参拝時間は午前9時―午後5時、拝観料無料。時間内はどなたでも神社に自由に出入りができる。無料駐車場もある。
尚、希望者には神主による御祓いも可能という。要事前予約。
問い合わせ=電話 0265(81)8181。