【福島県・磐梯熱海温泉】「常磐もの」で会席プラン ホテル華の湯 福島プレDC(4~6月)契機にブランド普及目指す

                      料理を紹介する丸山賢治総料理長(3月10日)
 
 福島県・磐梯熱海温泉のホテル華の湯は、「ふくしまプレデスティネーションキャンペーン(DC)」の開催に合わせて、2025年4月1日(火)~6月30日(月)まで、福島沖で水揚げされる海産物「常磐もの」を主に、県産食材を会席料理で楽しめる個人・グループ向け宿泊プランを発売する。
 
 「常磐もの」とは、福島県沿岸で獲れる新鮮な魚介類の総称。同海域は寒流と暖流がぶつかる「潮目の海」と呼ばれ、魚のエサとなるプランクトンが多く発生することから、多種多様な魚介類の宝庫として知られるとともに、そのおいしさへの評価も高い。
 
 ホテル華の湯は2010年に地産地消をテーマとしたビュッフェダイニングをオープンさせ、東日本大震災後も一貫してその姿勢を貫いてきた。近年では天然トラフグの「福とら」をはじめ、食材として「常磐もの」を積極的に取り入れている。今回の企画では、水産物だけでなく、それを支える人々の技術や伝統、文化への敬意を込めて「常磐もの」と定義し、ブランドの普及を経営方針の1つに掲げている。
 
 販売する宿泊プランの名称は「常磐もの堪能プラン~豊かな海が育む、最高級の魚介類」。水揚げ状況からその日の選りすぐりの造り盛り合わせ4種や、「福とら」のアラの焼き物、アンコウ唐揚げなど「常磐もの」を中心に、県産食材39品を使った料理を提供する。料金は2万5000円(税別)から。丸山賢治総料理長は「春先は魚種が豊富なので、『常磐もの』の魅力を伝えるには最適」とPRする。
 
 JRグループと自治体が共同で実施する大型観光キャンペーン「ふくしまDC」は、26年4~6月の開催。「しあわせの風ふくしま」をキャッチコピーに、さまざまな企画を通じて、自然や歴史・文花、食と酒、体験と復興の魅力を発信する。県は25年のプレDC、27年のアフターDCをあわせた3年間(4~6月)で、来県者数4800万人以上を目標に掲げている。菅野豊臣社長は「通年企画化も視野に、『常磐もの』の魅力をより多くの人に伝えていきたい」と意気込む。

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